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25kgの小麦粉とラードで、ピザ生地と主食を量産する

糧食実践

スーパーの1kg袋ではなく、業務用の25kg袋で小麦粉を買う。重量あたりの単価が下がるのはもちろん、家の中に「当分なくならない主食の原料」が一つあるという安心感は大きい。そこに背脂から抽出したラードを組み合わせれば、ピザ生地、パン、薄焼きの主食まで、加工食品の手間賃を払わずに作れる。

加工食品の値段の正体

冷凍ピザや惣菜パンの価格の多くは、原料ではなく加工・包装・流通・人件費だ。小麦粉、水、塩、イースト、油という原料だけなら、ピザ生地一枚分のコストは驚くほど安い。手間を自分で引き受けるかわりに、中間のコストを外す。それがこの台所の考え方だ。

25kg袋の選び方

種類たんぱく質向いている用途
強力粉多いパン、ピザ生地、中華麺。グルテンが強く、よく伸びる
中力粉中くらいうどん、すいとん、お好み焼き。汎用性が高い
薄力粉少ない天ぷらの衣、菓子、お好み焼き

ピザやパンを中心にするなら強力粉。揚げ物の衣にも少量使いたいなら、薄力粉の小袋を別に持つ。最初の25kgは、使い道の多い強力粉から始めるのが無難だ。

ラード入りピザ生地の基本

家庭向けの目安として、以下の配合から始めると扱いやすい。粉の状態や季節で吸水量は変わるので、水は少しずつ加えて調整する。

直径25cm前後×2枚分の目安
強力粉250g
水(ぬるま湯)160〜170g
塩5g
ドライイースト3g
ラード10〜15g
  1. 粉・塩・イーストを混ぜ、水を加えてひとまとめにする。
  2. ラードを加え、表面がなめらかになるまでこねる。ラードが生地に油分を与え、焼き上がりが軽くなる。
  3. ボウルにラップをして、生地が2倍近くに膨らむまで発酵させる。
  4. 分割して丸め、少し休ませてから薄く伸ばし、具をのせて高温で焼く。

まとめて作って、冷凍しておく

一度に数枚分をこねて、具をのせずに薄く焼いた状態で冷凍しておくと、トースターで温めるだけの主食になる。具をのせればピザ、そのままならフラットブレッドとしてカレーやスープに添えられる。ラードの代わりに背脂の味付けアブラを少し塗って焼けば、それだけで一品になる。

同じ粉と水と塩で、うどんやすいとんも作れる。主食の選択肢を一袋の粉から増やせることが、バルク買いの本当の価値だ。

保管:湿気と虫が最大の敵

25kgの粉を使い切るには時間がかかる。開封後の粉は湿気を吸い、ダニや虫がつくこともある。袋のまま床に置くのは避けたい。

  • 密閉できる容器に小分けする。パッキン付きの米びつや、蓋付きの食品用コンテナが使いやすい。
  • 涼しく乾いた場所に置く。夏場は特に、高温多湿の場所を避ける。
  • 古いものから使う。新しい袋を開ける前に、前の容器を空にする。
  • 見える棚に置く。残量が一目で分かれば、次の注文のタイミングを逃さない。ローリングストックの棚と同じ考え方だ。
VERDICT
採用
理由
単価が安く、主食の選択肢を一袋から増やせる。保管さえ押さえれば備蓄としても強い。