丁寧な暮らしの、その外側へ。

インフレ、値上げ、サブスクの増殖。大きな仕組みが揺らぐほど、人は自分の手が届く「暮らし」に目を向ける。けれど、おしゃれな雑貨を買い足すことが、本当に足元を固めることになるだろうか。
荒野の拠点帖は、暮らしとインテリアを「外部への依存を減らし、自分で保守・修理できる生活インフラ」として捉え直す記録帳だ。単管パイプの小屋、鶏糞と液肥のプランター、背脂と小麦粉の台所、リン酸鉄の電源、NASを転用した自宅サーバー、商用車、作業着。失敗した投資も、そのまま載せている。

  • 腐らない・臭わない菌や微生物まかせの仕組みは、管理の手間ごと抱え込む。
  • 規格品で直せるホームセンターや型番で買い直せるものを選ぶ。
  • 中身が見える壊れたら丸ごと捨てるブラックボックスに払わない。
  • いざという時に効く平時の便利さと非常時の備えを一つの設備で兼ねる。

記事には実践構想調査の印を付けている。編集部が実際にやったこと、これから組む計画、評判や制度を調べたものを区別して読んでほしい。

拠点 OUTPOST

小屋・収納・断熱。腐らず、飛ばず、直せる住空間

糧食 RATIONS

菜園・保存・調理。手間と臭いを増やさない食の仕組み

動力 POWER & DATA

電源・サーバー・固定費。ブラックボックスに払わない

機動 MOBILITY

商用車・車検・ローン。道具として使い倒せる足

装備 GEAR

作業着・Tシャツ・靴。規格で選んで買い直せる服